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摂食嚥下障害について

  • 松原四季
  • 2021年9月18日
  • 読了時間: 2分

更新日:2022年3月29日

前号では摂食嚥下障害のセルフチェックを掲載しました。今回は誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)についてご説明したいと思います。

 食べ物を食べた時、食べたものが食道ではなく気管に入ってしまった場合、通常はむせて気管から排出する反射機能が働きます。しかし、この機能が鈍ってしまうと気管に入り込んでしまった食べ物を排出できず、結果として肺炎を起こすことがあります。このように食べ物や唾液などが気管に入ってしまうことを誤嚥といい、誤嚥が原因で起こる肺炎を誤嚥性肺炎といいます。


誤嚥性肺炎のサイン

誤嚥性肺炎には、次のような典型的な症状があります

・発熱

・激しい咳と膿性痰(のうせいたん=黄色いタン)が出る

・呼吸が苦しい

・肺雑音がある


これらは風邪と間違えて診断されてしまうことがあり、特に高齢者でこのような症状がある場合は誤嚥性肺炎の可能性を考える必要があります。

誤嚥性肺炎の危険因子を図にしてみました。危険因子が複数当てはまる方は、特に口腔ケア(お口の中を清潔に保つこと)が肺炎を予防することにつながるようです。

日常生活の変化に気をつけ、誤嚥性肺炎のサインがみられたらすぐにかかりつけの医師や病院に相談することが、誤嚥性肺炎の早期発見につながります。


丸岡医院 通所リハビリテーション

     訪問リハビリテーション

連絡先0234-23-8177 

担当 理学療法士 柿崎

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